高校受験の時、評判の良い問題集は本屋は勿論、amazonでもポチっとしていましたが、新品だけでなく綺麗目なものなら中古やメルカリなどもよく利用していました。
中身が同じであれば、中古でも全く問題はなく、それを息子が使い、その後娘が使い、と使いまわしをしました。
子ども達が使った問題集も綺麗に使っていたものなどはメルカリで出品したり、としており、新品を購入して処分する、というよりも随分とコストをかけずにやってきたのではと思っています。中古を買ったり売ったりすることに全く抵抗がないのは、アメリカの大学院時代にテキストや本というものは中古を買うのが当たり前だったからかもしれません。テキストはハードカバーが多く、数千円するものから数万円するものまである為、学生は新品を買うのではなく、中古のもので自分が納得するものを買うのが当たり前だったのです。習い性みたいなものなので、そこに合理性を感じそれをそのまま今もやっていた、という感じです。
そんな風にメルカリなども使用していたのですが、子ども達の高校受験に使っていたものを買っていただいた方とのやり取りを通じ(通常は、購入、発送の連絡くらいでさらに発展してやりとりすることはまずないのですが。。)、その方ご自身のお子さんの為に買われたのではなく、自治体を通じて支援されている子ども達の為に購入されたのだということがわかりました。
コロナ禍で親御さんの仕事がなくなって私立が急遽無理になったお子さんだったり、給食費を払えないような子ども達も中にはいるようで、何とか子ども達を支えてあげたいという思いからメルカリなどで問題集を自腹で購入しそれを子ども達にシェアしている、とのことでした。
その方とのやり取りを通して、ニュースでは見聞きしていましたが子ども達が苦しんでいる世界がすぐそこにある現実を知らされ、本当に心が痛むとともに、子ども達を懸命に支えてようとしておらえる方々には頭が下がるばかりです。
今私に出来ることは限られているので、塾なしで高校受験し大学受験をする予定の子供がいること、ブログを書いていること、もしかすると費用をかけずに夢を諦めない方法のヒントがあるかもしれない、ということでこちらのブログをお伝えしたところさっそく読んで頂いたようです。
今まで、記録的な意味で書いていたブログですが、今のこの世の中、経済的に勉強に集中することが難しい子供たちや高校受験に不安を抱えている人たち、その子を支えている周りの大人の方で情報を求めている方に何かお伝えできる場となればいいな、と改めて感じました。
そこでつたないブログではありますが、「お金をかけない受験対策」カテゴリを追加してみました。これからこのテーマでも書いてみたいと思います。
お金の心配は子どもはしなくて済むのが一番ですが、お金はなくても工夫ややり方次第で何とか夢を諦めずに済む方法がある、という気持ちで前を向けますように。